海外旅行で気になることって色々ありますよね。
発展途上国へ行く時に気になることの1つは寄生虫です。
日本では、蟯虫(ぎょうちゅう)検査というのを子どもの頃してましたよね。
日本ではあまり経験しなくなった寄生虫感染ですが、まだまだ寄生虫に感染する可能性のある地域はたくさんあります。そんな国の一つベトナムで私が経験したことを書いていきます。
寄生虫ってなに?
そもそも寄生虫って何なのか。
どうやって寄生虫に感染するのか。
寄生虫の種類
外務省のHPに各国で感染する可能性がある寄生虫を確認することができます。
ベトナムで挙げられているのは、蟯虫(ぎょうちゅう)、回虫(かいちゅう)、鞭虫(べんちゅう)です。日本で生活していると聞くことのない虫の名前ですね。
この中でもベトナムで最も多いとされているのが回虫です。
ベトナムでは人口の約7割が感染しているとも言われているそうです。
どんな症状が出るのか
寄生虫感染による症状は寄生虫によって様々だそうです。
ほとんどの寄生虫感染で倦怠感や腹痛、お腹の張り、下痢などの軽い症状で済むようです。
でも、稀に重症化することがあるので注意しなければなりません。
予防方法は?
完全な予防方法は、ないでしょう。
生野菜や露店で売られているカットフルーツを食べないなど、気を付けることはできますがなかなか難しいと思います。有名なお店でも衛生面に関しては、いいとは言えないお店も多いですから気を付けていても感染してしまうことはあります。
海やプールを利用する場合には、皮膚や口などから感染することもあります。
水たまりや地面を裸足で歩くのも決して安全とは言えません。
寄生虫に感染したかもって思ったら
寄生虫に感染したかもしれない。
もしかしたら、寄生虫が体に入ってしまったかもしれない。と不安になった方。
虫下しを服用してみる
日本では病院で処方してもらう以外に買う方法を知らないのですが、ベトナムでは町の薬局で売られています。ベトナムでは、3か月~半年に一度の服用が望ましいとされているようです。
私は、ベトナムに住んでいた時にも飲んでいました。
あまり長期の滞在でなければ気にしないのですが、気になるときは買っています。
有名な薬は、「Fugacar」という薬です。
あと、「ZENTEL」というものもあるようです。
最初は、ベトナム人の同僚に買ってきてもらったのですが今は自分で薬局に行って購入しています。ベトナム語が少ししかわからない私でも今のところ騙されたことはありません。
同僚曰く、時々偽物が売られているので箱にゴールドのテープが貼ってあるか確認してから購入するように言われました。
FugacarとZENTELの違い
Fugacar
成分:メベンダゾール(Mebendazole)500mg
様々な寄生虫に作用する駆虫薬です。
日本では1回100mgを1日2回に分けて服用するものですが、こちらには500mgも含まれています。それに日本では処方薬ですので薬局では購入できません。
お医者さんに相談の上服用することが望ましいです。
ZENTEL
成分:アルベンダゾール(Albendazole)200mg
海外では駆虫薬として飲まれているそうですが、日本では包虫症の治療に使われているようです。
海外勤務健康管理センターの処方例として挙げられてたものでは、メベンダゾールを処方している例がほとんどでした。処方量を見るとFugacarの含有量は多い気がします。
Fugacarの値段
お店によって若干異なりますが、20,000VND程度で購入できます。
1回分しか入っていないのですが、それにしても安いですよね。
Fugacarの飲み方
飲み方については、箱の中に説明書が入っています。
妊娠をしている方や体調が優れない方は飲まないようにしましょう。
飲み方は、空腹時に錠剤を噛んでから水で飲み込みます。
噛まないといけないので、お子様用にはチョコレートやフルーツ味があります。
飲んでみた感想
私は、Fugacarを何度か飲んでいますが副作用のようなものを感じたことはありません。敏感な方だと便秘や下痢に悩まされるようですが、人それぞれですね。
薬なので当然副作用が出る可能性があるので、よく考えて服用しましょう。
私は、いつも日本へ帰る前やいつでも病院に行けるタイミングで服用しています。
まとめ
東南アジアに旅行へ行かれる方は多いと思います。
日本ではあまり見かけなくなった寄生虫ですが、お隣の韓国やアジア諸国ではまだまだ存在しています。旅行中の暴飲暴食は避けて危ないものは食べないのが一番ですが、食べることが好きな私には難しい相談です。
私のような方は多いと思います。
でも、お腹を壊してしまっては楽しい旅も楽しめなくなってしまします。
このような寄生虫駆虫薬に頼らず、あまり無理をせず食事やつまみ食いを楽しむことをお勧めします。