海外旅行|パスポート申請手順と必要書類、費用について

パスポート申請に必要な書類と手順を紹介

海外旅行へ行く前に必ず準備しなくてはならないものがパスポートです。
最近では、身元証明書としても使用できるようになっていますね。

日本のパスポートを持っていると約191か国にビザなしで渡航することができます。
世界で最も信用度の高いパスポートです。

そんな日本のパスポートですが普及率はかなり低いんです。
日本人のパスポート保有率は、2019年で23.4%となっています。上昇傾向にあるものの先進国では最低水準です。

私も初海外は20代後半とかなりの遅咲きですが、海外にもっと早く出ておけばよかったと思っています。私のような後悔をしないためにもパスポートをとりあえず申請してしまいましょう。

パスポート申請に必要な書類等

まずは、手順を説明する前に必要書類を確認しましょう。
パスポートを申請するためにこんなに書類が必要なんです。

  1. 一般旅券発給申請書
    この申請書は、外務省のHPからダウンロードすることができます。
    パスポート申請書フォーム
    ※外務省のHPへのリンクは新しいウィンドウで表示されます。
    HPへアクセスして必要項目を入力しましょう。必要事項を入力するとPDF作成ができるので印刷して署名をすれば完成です。
    家にプリンターがない!って方は、パスポート申請窓口で手書き用の申請書を入手しましょう。窓口に行ってから書いても問題ありません。
    申請書作成時にパスポートの有効期限を間違えないようにしましょう。
  2. 戸籍抄本または戸籍謄本
    こちらの入手方法は自治体によって異なる可能性があります。
    基本的には本籍地での入手になりますのでご注意ください。
    私は戸籍謄本を手に入れるために本籍地まで足を運ばなければなりませんでした。。
    ※申請日より前の6か月以内に作成したものしか使用できません。
  3. 住民票の写し
    「住民基本台帳ネットワークシステム」の利用を希望しない方、住民登録をしていない都道府県でパスポートの申請をする場合に必要となります。
    ただ、各都道府県で申請時の対応が異なるため確認が必要です。
  4. パスポート用顔写真
    パスポート作成時に使用する顔写真です。過去6か月以内に撮影したものに限られます。
    パスポート用顔写真サイズは、縦45㎜×横35㎜(フチなし)です。
    顔の縦の長さは写真縦サイズの70-80%の大きさでなければなりません。
    カラーでも白黒でも問題ありませんが、今はカラーが主流だと思います。
    もちろんですが、正面を向いた状態で帽子やヘアバンドは不可です。
    前髪などで目や鼻、輪郭が隠れないように撮影しなければなりません。
  5. 本人確認書類(原本)
    本人確認書類の提出は必須です。
    必ず申請書と記載内容が一致していなければならないため、住所変更等していない場合は訂正して持って行かなければなりません。
    【本人確認書類】
    ・マイナンバーカード(通知カード不可)
    ・運転免許証
    ・船員手帳
    この3点のいずれかを所持していない場合は、下記のAとBから各1点ずつもしくは、Aから2点の提出が必要となります。A:健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者保険証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(ハンコも必要)などB:学生証、会社の身分証明書、公的機関が発行した資格証明書など(写真が貼ってある書類に限る)
  6. 【再発行の場合のみ】期限切れパスポートまたは帰国のための渡航書
    新規申請の場合は関係ありません。
    再発行者の場合は、こちらの書類が必要です。
    期限切れになったパスポートをお持ちの方は、他の申請書とパスポートを提出します。
    国外でパスポートを紛失した方の場合は、滞在時に在外国公館に紛失届を提出した際に渡される「帰国のための渡航書」を提出しなければなりません。
    期限切れのパスポートや帰国のための渡航書は、無効印を押された上で返却されます。

パスポート申請方法

パスポート申請は、住民登録している都道府県にあるパスポート申請窓口で行います。
その際に先ほど説明した必要書類の提出が必要となります。

未成年者の申請や代理申請を行う場合には、以下の手続きが必要となります。

未成年者(20歳未満で未婚者)が申請する場合

未成年者がパスポート申請をする際は、申請書裏面にある「法的代理人署名」欄に親権者、または後見人が必ず署名をしなければなりません。

その「法的代理人」にあたる人が遠方に住んでいるなどの理由により申請書に署名ができない場合は、親権者または後見人が署名した同意書の提出が求められます。親権者または後見人の署名が得られない何らかの事情がある場合は、事前にパスポート申請窓口へ相談してください。

申請書の代理提出をする場合

パスポート申請は、代理人が行うことも可能です。
申請書は必ず本人が記入しなければならない項目もあすため、必ず本人が記入したものを必要書類とともに窓口へ提出しましょう。

代理人が提出を行う際には、提出者(代理人)を証明する確認書類も必要となります。

パスポート取得の目的によって代理申請が認められない場合があります。本人以外が申請書の提出を行う場合には、各都道府県のパスポート申請窓口やWebサイトの確認をお勧めします。

代理人が申請書を提出した場合にも申請者本人への確認が必要となる場合もあります。
その場合には、必ず申請者本人が窓口へ行かなければなりません。

パスポート受け取りまでの日数

パスポートは、即日受け取りができません。
旅行の予定が決まったらできるだけ早く申請に行きましょう。

基本的な受け取りまでの日数は以下のように掲載されていました。
※兵庫県の場合

申請の種類 受け取りまでの日数
新規申請 6業務日
記載事項変更申請 6業務日
増補申請 本所(三宮) 2業務日
尼崎出張所 3業務日
姫路出張所 3業務日
但馬空港窓口 4業務日

業務日には、月・火曜日、祝日休日(土・日を除く)、年末年始(12/29~1/3)は含まれません。祝日や休日、年末年始がある場合は通常以上に交付まで日数がかかります。

だいたい1週間から10日は必要だと考えておいた方がいいでしょう。
ビザ申請には必ずパスポートが必要となります。事前にビザ申請が必要な国への渡航をされる場合は早めの申請をお勧めします。

飛行機の予約にもパスポート番号が必要となる場合もあります。

パスポートの受け取り方法

さて、申請が終われば後は受け取り日に取りに行くだけです!
受け取りの際には、必ず本人がパスポート交付窓口へ行かなければなりません。

パスポート受け取りに必要な書類等

パスポートの受け取りには、以下のものが必要となります。

  • 申請時に受け取った受理票(旅券引換証)
  • 申請手数料(必要金額分の収入印紙及び収入証紙を受領証に貼り付けたもの)
    ※都道府県によって現金支払いを求められる場合もあります。
    ちなみに大阪府は、都道府県手数料が収入証紙ではなく現金と記載されていました。

交付窓口によっては、印鑑が必要な場合もあります。
申請時に受け取る際の持参物を確認しておきましょう。
収入印紙や収入査証は、窓口付近で購入できることも多いようです。兵庫県の場合は、窓口付近で購入できるとHPで案内されていました。

パスポート申請手数料(2020年7月時点)

パスポート申請手数料は、種類によって異なります。

旅券(パスポート)の申請種類 都道府県手数料 国手数料 合計
新規申請
切替新規申請
訂正新規申請
【※1】
10年間有効(20歳以上) 2,000円 14,000円 16,000円
5年間有効(12歳以上) 2,000円 9,000円 11,000円
5年間有効(12歳未満) 2,000円 4,000円 6,000円
記載事項変更申請 2,000円 4,000円 6,000円
査証欄の増補申請 500円 2,000円 2,500円

※パスポート申請手数料の金額は、2020年7月時点で調べたものです。
詳細は外務省のHPまたは各都道府県のパスポート申請に関する案内をご確認ください。

海外へ行く前に

パスポートが準備できたらいつでも海外へ行くことができます!
外務省が推薦している海外へ行く前に登録しておくと安心して旅ができるサービスがあります。それは、たびレジというものです。

私も世界一周する前に登録しました。
これに個人情報と行き先、日程を登録しておくと在外公館から注意情報や緊急連絡が一斉に届く仕組みになっています。災害情報や治安情報が流れてくるので助かりました。

実際に私がペルーを旅していた時に大雨で使用できなくなっているルートの案内などもありました。偶然にも通過した後だったので影響はありませんでしたが、事前にこのような情報があると助かります。

それに万が一トラブルに巻き込まれた場合でもその国に滞在していることを外務省が把握しているので素早く対応してもらえます。

最後に

パスポート申請は旅行シーズン前だとかなり混雑していることがあります。
楽しく旅行するためにも面倒なパスポート申請は早めに済ませておきましょう。

初めての海外旅行だと何かと不安になることもあるかと思います。
私が初めて海外へ行ったのは、20代後半でベトナムでした。1か月滞在するためにビザの申請も行いましたので、パスポートの準備がギリギリになってしまって大変でした。

急いで準備すると荷物もどんどん増えてしまいかなりの量を持って行った記憶があります。
今ではいかにコンパクトに旅行するか考えられるようになってきましたが、初めて何もわからない国へ行くとなると不安であれもこれもと荷物が多くなってしまいます。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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