海外旅行には欠かせないと言ってもいいクレジットカードですが、
たくさんの種類がある中でどこのクレジットカードを持って行けば便利なのか。
年に数回ベトナムへ行く私。
正直、ベトナムでは怖いのであまりクレジットカードは使いません。
でも、使わなくてもクレジットカードを持っているだけでメリットが生まれることもあります。
世界一周でも重宝したクレジットカード。
「現金派だから何でもいい」という方にこそオススメしたいカードを実体験を基に紹介します。
海外旅行に持って行きたいクレジットカード3選!
海外旅行へ行く目的によって使いやすさは異なります。
ただ、クレジットカードを持ちたくないからと1枚に限定してしまうと、その1枚が利用できなくなった際に困ってしまいます。
海外旅行へ行く際は、最低2枚はクレジットカードを準備しておきましょう。
海外旅行にクレジットカードが必要な理由
では、そもそもどうして海外旅行にクレジットカードが必要なのかというお話です。
①大金を持ち歩く必要がない
海外旅行で最も心配することは、「強盗やスリに遭うかもしれない」ということではないでしょうか。それに現地通貨に両替したのはいいものの思ったほど使わなかったということもよくあることです。
観光地であれば、ほとんどの場所でクレジットカードが使えます。
クレジットカードがあれば、大金が入った財布の心配とお金が足りないかもしれない、両替しすぎて困るということからは解放されます。
ただ、クレジットカードがあまり普及していない国を旅行する場合は手数料が購入者負担となることがあります。あらかじめ、その国のことを調べておく方がいいでしょう。
②周遊する際に無駄に両替する必要がない
世界一周する方にとっては、かなり重要なことだと思います。
国を移動する度に両替なんてしていたら時間も労力も無駄にすることになります。
とくに短期間しか滞在しない国の場合は、現金とカードを併用することで無駄な両替を防ぐことができます。
世界一周なんてしないという方でも、例えばベトナムとラオスを周遊するツアーに参加する方や東欧周遊旅、ロシアから北欧へという旅をする方も多いのではないでしょうか。
そういった場合も面倒な両替を減らして残金をうまく使いきるためにクレジットカードを併用すると便利です。
③両替所が閉まっている時
国によっては、両替所が休日には営業していないところも多くあります。
街中で両替所がなかなか見つからないなんてこともよくあることです。
そんな時にはATMでクレジットカードのキャッシング機能を利用すれば現地通貨を入手することができます。キャッシングって高いんじゃないのって思われますが、両替するよりも手数料が安いことはよくあります。
④ケガや急病時に病院へ行ける
ほとんどのクレジットカードには、海外旅行保険が付帯されています。
私はこのサービスを何度も利用しています。
クレジットカードの海外旅行保険のいいところは、追加料金を払う必要がない。それに日本語で対応してもらえる上、病院も探して予約してくれます。
保険会社によって内容は異なりますが、キャッシュレスで病院を受診することもできます。
ツアーで海外旅行をする際などに高い海外旅行保険に加入する必要がなくなります。
ただ、海外旅行保険の適用は旅行期間が定められているので長期間世界一周旅に出かける際には使えないのでご注意ください。
⑤携行品被害、損害の補償
海外旅行時に持って行ったカメラやパソコンが盗まれた場合などに利用することができます。私もベトナムでiPhoneを盗まれた際に利用しました。
被害に遭った際にまず連絡を入れてから帰国後に処理をすることになります。
荷物を掏られるようなことがないのが一番ですが、万が一の際に備えておくと安心です。
⑥クレジットカードが信頼の証
これは、ロシアからフィンランドへ入国する際に体験したことです。
ロシアのサンクトペテルブルクから列車でフィンランドへ入国しました。
この際に世界一周中だったこともあり、軽装でバッグパックでの旅行でした。
見た目がお金を持ってなさそうに見えたんでしょう。
EU圏から帰国するまでのホテル予約と交通機関の予約票を見せろと言われました。そんなものあるはずもなく・・・長期だから予約していてもせいぜい2週間後までです。
次はお金を見せるように言われました。
現金もそれなりに持っていたのですが、なかなか納得しません。
続けざまに私はクレジットカードを見せました。
楽天カード➡アメックスのゴールドカード…と順に見せるとアメックスを見せた時点で「OK!」と言ってクレジットカードが使えるかを確認して入国が認められました。
全く失礼な話ですが、海外では旅行者全員が不審者のように扱われるのも当然です。
身分証明だけでは得られない信用をクレジットカードで得ることができます。
⑦ホテルやレンタカーの利用
どんなホテルに宿泊するかにもよりますが、クレジットカードでデポジットを収める必要があるホテルはたくさんあります。
レンタカーなどを借りる際にも保険としてクレジットカードの提示が必要となる場合もあるようです。
海外旅行や出張に頻繁に行く方【楽天プレミアムカード】
私が長く使っているクレジットカードの一つは、「楽天プレミアムカード」です。
年会費は、税込11,000円ですがそれだけの金額を払ってでも持っていた方がいい思っているカードです。
楽天プレミアムカードを持っていると海外旅行で嬉しい特典がいくつもあります。
①国内・海外旅行傷害保険
先ほど、クレジットカードのメリットとして紹介した旅行保険です。
楽天プレミアムカードのいいところは、専用デスクがあるのでスムーズに対応してもらえる上にキャッシュレスで病院の受診が可能です。
もちろん、携行品損害の保険請求も可能です。
プライオリティ・パスが無料
アメックスのゴールドカードでもプライオリティパスを申し込むことができますが、アメックスの場合はプライオリティパスの利用制限があります。
楽天プレミアムカードのプライオリティパスの場合は、年間何度でも利用可能です。
海外出張へ頻繁に行かれる方にはオススメのカードです。
プライオリティパスがあれば、世界中のプライオリティパスが使える空港ラウンジを無料で利用可能になります!
日本国内であれば、関西国際空港では「ぼてじゅう」で3,000円分のメニューが食べられたり、ラウンジでお酒やソフトドリンク、軽食を楽しみながら出発時間を待つことができます。
トラベルコースで手荷物宅配サービス
楽天プレミアムカードには、3つのコースがあります。
その中のトラベルコースを選択すると年に2回、空港-自宅間の手荷物宅配が無料になります。
回数制限はありますが、かなり便利なサービスではないでしょうか。
海外旅行保険だけで十分な方【年会費無料の楽天カード】
年会費は払いたくないという方は、楽天の通常カード!
楽天プレミアムカードからすると特典は劣りますが、海外旅行保険は利用付帯で使うことができます。プレミアムカードの場合は、自動付帯なので旅行準備などでクレジットカードを使う必要がありません。
楽天カードの場合は、海外旅行保険は利用付帯となっているため飛行機やホテルの予約でクレジットカードを使う必要があります。
現地通貨の引き出し(キャッシング)はもちろん可能です。
ラウンジを使わないし、自動付帯でなくても構わないし、手荷物宅配も使わないという方はこちらでも十分だと思います。
海外旅行で持って行くべきは「VISA」or「Master Card」
クレジットカードを申し込む際にクレジットカードのブランドを選ぶことができるカードも多くあります。では、国際ブランド2社「VISA」と「Master Card」のどちらを持っていた方がいいのか。
結論から言うと「VISA」と「Master Card」の2つのブランドは、どちらも持っておいた方がいいです。
海外でキャッシングを利用する際、ATMが対応しているクレジット会社はこの2ブランドのどちらかは入っています。他のクレジットブランド「JCB」や「AMEX」の場合は、使えない場所もありますが、ほとんどの場所で「VISA」と「Master Card」は使うことができます。
年会費無料で意外と便利【エポスカード】
マルイでポイントが貯まるカードというイメージが強いエポスカードですが、実は海外旅行にピッタリなクレジットカードなんです。
年会費永年無料のクレジットカードですが、かなり充実した海外旅行保険がついています。
利用する度にメールで通知がくる設定もできるので、カードのセキュリティ面も安心です。
こちらのカードは、なんと嬉しい海外旅行保険は自動付帯です!
楽天プレミアムカードに入会するのはちょっと・・・と思われる方はエポスカードに入会してみてはいかがでしょうか。
私ももちろん持っています!
信用・信頼を買う!?【アメックス・ゴールドカード】
世界での知名度No.1!
私も助けてもらったステータスカードと言えば、アメリカン・エキスプレス・ゴールドカードです。
私が入会した時は、キャンペーン中で初年度年会費無料でした。
アメリカン・エキスプレス・ゴールドカード
現在はキャンペーン期間ではないようです。
こちらのカードも海外旅行保険は付帯されています。
プライオリティパスは、年間2回の利用が可能なものが提供されます。
手荷物宅配サービスは、楽天よりも嬉しい1度に1つの荷物が送れて回数制限はありません。
年会費は、税込31,900円とかなりお高めです。
海外でクレジットカードを使う際の注意点
海外でクレジットカードを使用する際にはどんなことに注意が必要でしょうか。
暗証番号を覚えておくこと
海外でクレジットカードを使う際は、ほとんどと言っていいほど暗証番号が必要です。
ICチップ付きでないカードの方が少なくなっているので、サインを求められる機会の方が少ないかもしれません。
暗証番号を何度も間違えるとカードが使用できなくなるので、間違えないように気を付けましょう。
サインや暗証番号入力前に金額を確認する
日本でも当然のことですが、海外では見慣れないお金の単位になるので注意して見ましょう。
相手がミスをすることも考えられますし、わざと高額請求をしている可能性もあります。
キャッシングでお金を下ろす際も同様です。
単位を間違えるととんでもない金額を下ろすことになってしまいます。
利用明細をきちんと確認する
海外での利用は繁栄に時間がかかる場合があります。
1~2か月程度の間はこまめに明細を確認しましょう。
万が一、自分が使った覚えのない請求があった場合は、すぐにクレジット会社へ連絡しましょう。不正利用であると発覚すればカード会社から請求されることはありません。
まとめ
頻繁に海外へ行く方にオススメ
年会費:11,000円 海外旅行保険:自動付帯 プライオリティパス:無料
ブランド:VISA、Master、AMEX、JCB
お金をかけずに海外旅行保険が使える!
こちらのカード2種類を持って行くのもオススメです。
旅行期間が90日を超える場合、自動付帯の保険期間が過ぎてしまいます。
その場合に、利用付帯のカードを持っていると海外で使用した時点から保険期間が開始されるため対象期間を延ばすことができます。
※保険適用の条件に関しては旅行前に必ずご確認ください。
※クレジットカードの保険は、通常の海外旅行保険に比べると限度額が低い物が多いのでご注意ください。
海外旅行へ行く際は、こちらを参考にして頂けると幸いです。
クレジットカード発行には審査があります。
一度にたくさん申し込むと審査に影響を与える場合があるようです。お気を付けください。